AWS が 2010 上半期にアジアへ進出。速くなるの?

map of asia

Amazon Web Services がとうとう 2010 年上半期にアジアに進出します。

AWS Announces Expansion into Asia

AWS customers will be able to access AWS’s infrastructure services from multiple Availability Zones in Singapore in the first half of 2010, then in other Availability Zones within Asia over the second half of 2010.

クラウドコンピューティングど真ん中ということで、首をながーくして待ってるサーバ管理者やウェブサービス開発者も多いのではないでしょうか。かく言う僕もその一人で、ブルーマークでも AWS で運用しているサービスがいくつかあるし、このブログも今は自分の勉強がてら Amazon EC2 で運用中なのです。

ただ、アジアのゾーン (データセンター) は予想通り日本ではなくてシンガポールにできます。「クラウドだからどこでもいいんじゃね?」って思いそうなものだけど、インフラの性能とは別に、地理的に遠いとレスポンスの遅れっていうのはどうしても発生するわけで、だからこそ、ヨーロッパにもゾーンがあるし、来年アジアが準備中なのです。で、肝心のレイテンシーはどうなるのか?って思ったら、Amazon Web Servicesが2010年上半期にアジアへ進出 – RX-7乗りの適当な日々でもう予想レイテンシーが出ていました。130–150msec 。お、遅い…。

  • 日本–アメリカ東海岸 (手元と EC2 でテストした平均値) : 約 190msec
  • 日本–シンガポール間 (RX-7乗りさん予想の中央値) : 約 140msec
  • 日本国内 (手元と国内いくつかの VPS の適当な平均値): 約 15msec

これまでより約 26% 速くなるけど、それでも国内と比べると約 900% 遅い。これだとレスポンスにシビアなサービスでは使えないけど、先の引用にある通り、「来年後半はアジア内で複数のゾーンが利用可能になる」ということなので、今後に期待したいところです。

ただ、鳩山さんの「友愛」虚しく、地理的にはもちろん、今となってはビジネス的にも日本はアジアの端っこなので、続くゾーンに日本が入るかは微妙なところ。自分が AWS のボスだったら、「シンガポールの次は中国の上海・大連・香港のうちどれかと、インドのバンガロールかハイデラバード。中東にも一箇所欲しいからドバイ。以上。」と言いだしそうで怖い。AWS をバリバリ使いたいなら、45msec ぐらいでレスポンスありそうな上海に期待するか、シンガポールに引っ越しましょう。

Typekit —大本命ウェブ・フォント・クラウド

Typekit screen shot ウェブサイトで自由にフォントを使用可能にしてくれるサービス、Typekit が昨日正式にサービスインしました。

まず見てもらいたいのが上の画像。Typekit のホームのスクリーンショットの一部なんだけど、オランダとフィンランドを拠点にするイケてるデザインスタジオ Underware の代表的な見出し書体 Bello 。画像だと「だからどうしたの?」って感じだけど、実際のサイトはテキストとして表示されてます。

そもそも技術的にそんなことが可能になったのは、CSS3 に @type-face というルールが追加され、必要に応じて自動的にフォントをダウンロードして表示するというウェブデザイナー悲願の仕組みがメジャーなブラウザのサポートされるようになったからなんだけど、とは言えまだなかなか普及には至ってないのが現状。その理由は大きく二つ。

  • ライセンス上、サイトオーナーは商用フォントを勝手に公開出来ない
  • Firefox, Safari が TrueType, OpenType をサポートするのに対し、IE が Embedded OpenType しかサポートしていないので、実装の敷居が高い

それでも @font-faceのCSSルールで使えるフォント100選にもある通り、利用できる書体が増えつつあるし、安全な@font-faceの書き方(抄訳) など、実装上のノウハウも蓄積されてきています。@font-face について知りたければ、まずは @font-face | mozzila developer center あたりを読むのが良いと思います。

そんな中、本命サービスとして登場したのが Typekit

  1. 登録 ( Trial なら無料)
  2. 使いたいフォントを選択
  3. 自分のサイトの head に JavaScript の link を二行追加
  4. 適用したい要素を class や id を使って指定

するだけで、ライセンスをクリアしたフォントが動いてしまいます。詳しい利用方法に関しては TypeKit で広がる Web デザインの可能性にまとまってるので参考まで。実際にフォントを自分のサイトに設置するのではなくて、ユーザーは「無限のスケーラビリティ」を持つ Typekit のクラウド (アジアにもサーバあり) から自動ダウンロードします。技術的にもとても筋が良いですね。 5 つのサイトですべてのライブラリ (現在 300 書体) が利用できる Portfolio ライセンスが $49.99/年 なので、商用フォントの価格と利便性を考えると全然安いと思います。

Typekit pricing 正直ライブラリの内容的はまだまだって感じだけど、見出しだったら利用できる場面も充分あるし、冒頭で紹介した Bello が入ってるあたり、いい書体を集めるぜっていう意気込みと可能性を感じます。近い将来 Linotype なんかと契約できたら、デザイナーにとって夢のような時代がやってくるなと。いや、Linotype なら時前でサービス始めちゃうか。まあそんなわけで Typekit の良いところをまとめると、

  • 一括してライセンスをクリアして、安価な定額料金で提供
  • 超簡単に導入できる
  • インフラが信頼できる
  • 今後メジャーな書体もサポートされる、予感がする

という感じでしょうか。ここまで引っ張っておいてなんですが、日本語は一書体もありません。モリサワ さん、1 万円/年だったら 10 万ライセンスぐらい一瞬だと思いますよ。

Mac のファンクションキーで音量を微調整する

MacBook Pro function key via システム音量を微妙に調節する方法 | Macの手書き説明書

option + shift + 音量調整ファンクションキーで、主音量の微調整(1/4 ステップ毎)が可能ってこと、今まで知りませんでした。iTunes で音楽聞いてると、しょっちゅう音量を触りたくなっちゃう性分なんだけど、音量の上下がおおざっぱ過ぎて困ってたところだったのでプチ感動です。